cafe-ichikawa’s blog

不登校となった息子と私

期待は有害

起きられなかった。

これまた。行くと言っていた当日に。

旦那や兄には学校へ行くことを内緒にしていたかったから、前日に細かい用意はできなかった。

それが原因かな?

それとも…



前日に担任の先生から、詳細な持って行くものを電話で聞いた。それが、ずらっと6時間目の用意まで聞いたものだから、プレッシャーになったかな?

それとも、逃げ場がなくなってきた気がしてしまったかな?


息子はその日の朝、じゃあ、今日用意して、明日から行くよ、という。

これがまた、期待し過ぎて頭がガチガチになった私には、信じられない。そんなこと言って、どうせ行かないでしょう、としか思えない。


自分が出社する直前まで優しく促したが、結局起きられなかった。


しばらくしてはっと気づく。

これでは、1年以上前、息子が不登校になったあの頃と全く同じパターンだ。同じことをしようとしている。



仕事中、頭を切り替えるのに必死だった。

学校へ行こうかな、という気になっただけ、本当に進歩。彼が生きていてくれるだけで、儲けもの。本当にありがとう。


学校へ行けなくなった日に比べたら、とても明るくなってくれたし、欲も出てきたし、前とは天と地ほどの違い。


もしまた行きたくなくなったら行かなくていいよ、と言った自分の言葉をどこかからかまた、引っ張り戻す。



「期待」とは、なんて有害なんだ。



目標のない期待は有益であって、目標のある期待は有害なのかもしれない。



もしかしたら、目標の無い期待とは、信頼、信用、肯定、に言い換えられるのかもしれない。


自己肯定感の無さは、有害な期待「目標のある期待」をかけられ過ぎて出来てしまう気がする。



期待に添えない自分、として。

息子の念願のキーボードがきた!振り返りの子育て 2

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息子が、おそらくとても欲しかったであろうキーボードが、ようやく家に来た。

おそらく、というのは、小さい頃と比べて、感情表現をあまりしなくなったからである。

正確には、表情や感情にあまり出さず、要求はまるで"通達"のごとく文章で伝えて来る。それも、場合によっては一度きりなので、ものすごく、なのか、少し、なのか、程度が分からない。

繰り返し要求することが本人の要求の強さであるというありがちな考え方で捉えていると、最後には、「欲しいと言ったのに買ってくれなかった」、「やりたいと言ったのにさせてくれなかった」

となる。


前回の話にも書いた通り。




この、親を試すという行為は、虐待を受けたり、愛情が不足だったりした子に出るという。

振り返りの子育てにはなるが、愛情はあったが、日々の仕事のルーティンに追われて、あまりかまってやらずに育った、と思う。

正直に、これは当てはまると思っている。


そして、改めて、自分がそうだと気付いた。

前からわかってはいたけれど、改めて。

自分にどこかしら似た部分があり、しかも、大人になっても治らない。

原因は、書きたくなったらそのうち書くとして、息子にはなんとかそうならない大人へと成長していってくれたら、と思う。



今回はキーボードも、本当にやりたかったピークは逃してしまったらしい。言い出したときが、一番したかった時らしく。

親として反省……。

今日は一日、一緒に過ごす。息子に試される私。

仕事が休みだった私と息子は、今日はほぼ一緒に過ごした。

 

本当だったら今日は学校へ行っていたはずだったが…。。。

 

不登校になってからの大部分は、親とは全然一緒に行動しなくなっていたが、少し前から、私となら出かけてくれるようになった。

 

ガソリンスタンドに洗車に行って、本屋で息子が読みたかった漫画「かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜」を見て、結局ネットで中古で買った方が安いので本屋を後にした。

帰ってから昼ごはんにする。

午後からは、ほかにも欲しかったローランドのキーボードをアマゾンで物色し、さっきようやく決まって購入。

ブックオフで漫画も注文した。

(本当にやりたいのか今一つ、熱は伝わってこないが…)

 

このところ出費ばかりだ…

 

楽器は、欲しがってはいるものの、学校に行くつもりがなかった昨年の方がずっとやりたかったらしく、

「どうしてもっと前に買ってくれなかったの?」

と愚痴る息子。

前だって、実は私にはあまり熱は伝わっていなかった。

本当に欲しいのかな~?と感じていた。

 

ただ、ポーカーフェイスで、やる気の熱があってもこちらからはわからないのが、息子の特徴でもある。

そうしておいて、やる気がなさそうだったから…、と後から私が言えば、「やる気があるからやる、って言ったじゃない。信じてなかったんだね!僕、ちゃんと言ったよね」

と、後から攻めてくる。

天邪鬼で、親が悪いほうに勘違いするようにわざとそうして、試していることが多い。

 

その手には乗らないぞ…と。。

 

今日は旦那が出張中で、かねてから一度やってみたかった、出前館でのマックの配達を注文してみた。

 

たまにはいいよね、と言い訳しながら。

 

さあ、明日からまた仕事だ…。

週後半から学校に行くつもりの息子と、それに向けて学校との連携もしながら仕事…

 

なんだかじりじりする。

 

 

 

 

 

 

振り返りの子育て 1

息子が不登校となってしまってから、この子が小さいころからどう育ってきたか、反省と後悔、懺悔と、それに言い訳が混ざり、さまざまに考えてきた。

 

兄と二人兄弟の息子は、赤ちゃんの頃からよく続けて寝る子だった。

 

抱っこしていないとほとんど眠ってくれず、一日中抱っこしたっきり座り込んでテレビを見るしかなく、主人が仕事から帰って来ないと家事もほぼできない長男と比べて格段に育てやすかった。その代わり、物音ひとつで起きてしまうことを除けば…。

 

そのため、上手にやりくりしていれば私の体も休息が取れ、気分的にも落ち着いていた。

 

ハイハイするようになると、よく笑い、やんちゃないたずらっ子になった。自分の心の余裕もあり、とにかく可愛くて仕方なかった。

主人がいるとはいえほぼワンオペで今まで来たため、育てやすくてもやはりいつも疲れていたので、彼がハイハイする方向に寝そべり、私の上を這って通り過ぎるときに少しだけ肩マッサージ気分を味わえる楽しみも見つけた。

 

また、知育玩具は兄には合わなかったが、それらをいとも簡単に遊びきってしまうところもあった。そんな息子に安心しきってしまったのか、長男の時と比べてよく話しかけて言葉を誘導するということを怠ってしまっていた。

 

遊びは長男に任せ、危険がないか見ていることが多く、散歩に連れ出しては周りを見て、

 

お花がきれいだね、気持ちがいいね、うれしいね、痛いね……

 

そんな語りかけは、長男の時ほど熱心にはしてこなかったかもしれない。

それが今の口下手につながっているかもしれない、と思っている。

家族で話をしていても、スピーカーのように年中しゃべっている長男をしり目に、いつもほとんど発言しない次男だった。

 

毎日そのことが気になってはいたが、どうしても次男が発言するチャンスは長男ほどには多く作れなかった。

あと、一年間しか着ない制服を買う

息子が学校へ行くと行った日は、以前から欲しがっていた楽器のキーボードを買いに出かけるところだった。

天気が良かったので、主人の運転する車で行くのをやめ、私と二人で電車で行くべく、とぼとぼ歩き出した直後だった。

「お兄ちゃんとお父さんには絶対に言いたくないんだけどさ、…今年から学校に行くよ」


先日書いたように、親が知らない間に何かを始めていたり、達成したりする事が好きな、天邪鬼な息子が急にこう言い出したおかげで、制服も急いで用意しなければならなくなった。

この日(結局値段も程度も合うキーボードは見つからなかった)、手ぶらで帰ってきたその足で、制服を注文した。

不登校だった一年と二学期の間に、身長も随分伸びて私よりだいぶ高くなった。足のサイズも27、8センチ、掌は私より1関節大きくなった。
そのかわりに痩せて関節は膨らんで見え、ウエストなどかわいそうなほど細い。

しかし、やはりほぼ全部、買い換えなければならなかった。


……はたして本当に行ってくれるんだろうか…?

そんな事を頭の端で思いながら、4万近くの代金を支払った。

とにかく、息子を信じるしかない。

自殺について深く考えていたらしい

昨日の記事で書いたように、昨年末に今年春からの登校を決めていた息子だが、この頃は同時に、自殺も考えていたらしい。

それ程までに辛かった時期が、こんなに最近だった事の方が私には驚きだった。

来年の身の振り方に悩んでいたのか、小学生時代からのネット上の友人と話すうちに何か刺激を受けてしまったのか。

心配でたまらないが、今はおさまっている。

ただ、自殺だけはしないで欲しい、と頼んでも、

「それは、出来ない。先のことは分からない」

としか言ってはくれない。



「でも自殺は怖いから多分、大丈夫だとは思うよ」


ちなみに、彼は今年から中学3年。

発言がやけに大人びてきた。

いつ、行くと決めたの?

昨日、唐突に新学期から登校すると言い出した息子だったが、いったいいつからそのつもりだったのか…。

それは昨年の12月らしい。


この唐突さも、なんとも息子らしい。

やり始めてから事後報告、決めてから直前に報告、達成してから自慢気に言う。

そんな息子には、親から促すのが一番まずい手だった。


ついつい、口出ししがちな私が、不登校になってから一番治した事だった。

はじめは、そろそろ学校へ行くよう、催促しない事が不安で仕方なかった。